迷路でチェックする |
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さて次は、ちょっと別の角度から、左右脳型のチェックをやってみることにしましょう。この迷路を、スタートからゴールまで辿って突破し、突破までの所要時間を測定してみてください。ところで、この迷路はちょっと特殊で、通常の線と線の間の空間を辿っていく方式ではなく、実線の上を辿っていく方式です。目だけで追っても、指でなぞっても、あるいは、鉛筆などを使って、ルートを塗りつぶしてしまっても構いません。 |
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さあ、どうだったでしょうか?それでは次に、あなたが左脳型か右脳型かを、迷路突破の所要時間によって判別する、一応の記事準を下記に示しておきます。 |
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1 10秒未満・・・・・・・・Aクラスの右脳型(非常に良く右脳を使っている) |
2 10秒〜20秒・・・・・Bクラスの右脳型 |
3 20秒〜30秒・・・・・Cクラスの右脳型 |
4 30秒〜1分・・・・・・・日本人に最も多く、ごく一般的な左脳型 |
5 1分〜2分・・・・・・・・Cクラスの左脳型 |
6 2分以上・・・・・・・・・・Bクラスの左脳型 |
7 突破できず、または迷路なんか見るのもイヤで、最初から放棄・・・Aクラスの左脳型(極端に左脳だけを偏って使っている) |
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超右脳型は神経を集中しても視野を絞り込まない |
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ちなみに、この迷路突破の最短記録は、男性で3秒、女性は4秒です。そう聞くと、「えっ、そんなに速く?まさか!」と驚いた人が多いと思います。そこで、その最短記録を出した人たりの見方(つまり、Aクラスに分類される超右脳型の人の見方)を紹介することにしましょう。 |
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まず彼らは、スタート地点とゴール地点を、両方とも同時に視野に入れることができました。大多数の人は、「これは無意味な幾何学模様だ」と思えば、全体が見えますが、いざ「迷路だ!」と考えて取り組もうとすると、スタート地点を見ればゴール地点が視野から消え・・・・・という状態になったはずです。 |
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意識を集中すると視野を狭い範囲に絞り込んで、意識を向けた対象以外の領域を司っていた脳細胞のスイッチをOFFにする、というのが左脳型の“直列処理の反射条件”に毒された人の本能的な行動だから、広範囲を見ていた脳細胞のスイッチが切れてしまったのです。 |
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さて、最短記録を出した典型的右脳型の男女の突破方法を順を追って説明していきますと、まず彼らは、スタート地点とゴール地点を、両方ともハッキリと視野の中に捉えつつ、実績をなぞっていきます。するとスタートしてすぐに、左右と正面の3方向に分岐します。 |
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ここで、左脳型の人だと、どれか1つの方向を選択して残り2つの方向を捨てるのですが、右脳型の彼らは、捨てる方向を作らず、3方向のすべてを視線で追い続けるのです。そうすると、分岐した3方向が、すぐにまたそれぞれ2方向ずつ、合わせて6方向に分岐します。ここでまた彼らは、どれかの方向を捨てることなく、6方向のすべてを、もれなく視線で追い続けるのです。 |
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こうして、6方向が12方向になり、24方向になり・・・・・と、次第に末広がりに増えていきます。もちろん、無制限に増え続けるわけではなく、ある方向は行き止まりになったり、ある方向は一巡して元に戻って来たりします。そういう分岐は捨てるわけです。 |